Salon Rustique
~french country style~
Une baguette faite avec de la levure naturelle
telle que conçue par les Japonais vivant
en France.
Nous pensons aux réserves annuelles de fruits
et légumes du jardin.
Essayez de faire les recettes françaises !
La fête du cidre
La fête du cidre
(シードル祭り)
10月下旬から11月上旬頃、ノルマンディー地方のあちこちの街や村では、シードル祭りで活気づきます。
そんな中、2019年10月、Beuvron-en-Auge (ブーヴロン=アン=オージュ村。以下「ブーヴロン」といいます)を訪ねてみました。
ブーヴロン村は、フランスの最も美しい村の1つ。花の村でもあります。
コロンバージュ(木組みの家)のかわいい家々が並び、メルヘンな世界へと誘う素敵な村。
祭りが行われた日、広場には、昔ながらのシードル作りの道具が並べられ、トラックいっぱい、うず高くりんごが積まれていました。
ちょうど私が訪れたとき、子供向けのワークショップが始まるところで......
「やりたい人、いますか?」
シードル作りの第一関門、りんごを粉砕するというミッションへの参加要請です。
子供たちが一通り体験したあと、大人の参加もOKとのことで、私も立候補。
子供たちが廻していたハンドル部分は、意外と重くて大変。
息が切れました。
下の写真にあるように、茶色の箱状の部分に、大量のりんごを入れてハンドルを廻すと、下からりんごが細かくなって出てきます。
ついで、ミッションその2へと続きます。
粉砕したりんごを圧縮して、ジュースを絞る作業です。
このワークショップへの参加者には、優先的に絞ったジュースが飲める特典付きということもあり、広場はあっという間に黒山の人だかり。
住民たちに交じり、観光客も参加できるこうした催しは、やはり楽しいですね。
頂いたジュースは、りんごのさわやかな香りと濃厚な味わいとで、最高に美味しい!
シードルになったら、このジュースがどんな味になるのかしら。
期待が高まります♪
村の駐車場に向かう途中には、数多くのりんごの木が植えられ、その一つ一つに品種が書かれているほど、大切にされているりんごの木。
地面にたくさん落ちているりんごを一つ食べてみました。
シードル用のりんごは、小ぶりで皮が厚いので、食べても美味しくないと言われていますが、意外とおいしい!
そう知った秋の一日でした。
コロンバージュの家とりんごの赤が醸し出すかわいい雰囲気は、秋ならでは。
是非一度、ブーヴロン村を訪ねてみてください。
本場のシードルを味わいに。
(Chie)
さて、村には、かつてシードル作りに利用していた石臼が今なお残っています。
さきほどのミッション2に関係しますが、昔は、この石臼を馬が引き、人に代わって廻してジュースを絞っていたそうです。それほど重労働だったわけです。