Salon Rustique
~french country style~
Une baguette faite avec de la levure naturelle
telle que conçue par les Japonais vivant
en France.
Nous pensons aux réserves annuelles de fruits
et légumes du jardin.
Essayez de faire les recettes françaises !
Pêche à pied
(潮干狩り)
年に何度か訪れる大潮の日。
ノルマンディーでは、子どもからお年寄りまで、その日は海へとでかけます。
予め大潮カレンダーで、潮位を確認。
満潮・干潮時刻を調べ、潮がひくまでの時間を我が家はピクニックで過ごします。
さて、どんなものが穫れるでしょうか
その日食べたいものをお腹と家族と相談しながら、ムール貝だったらあそこに行かなくちゃ、牡蠣だったらこっち……
あさりやオマールエビも食べたいなあ。
と、こんな感じで、食べたいものごとに穫れる場所が異なるので、ポイントを移動します。大潮は数日続くので、連日、潮干狩りを楽しみ、ときには家族分散して効率的に探すこともあります。
その方が食卓が豊かになりますでしょ?
潮干狩りは、海があるところならばどこでもできるか……というと、そうではなく、遠浅の海岸でしかできません。
フランスでは、ノルマンディーとブルターニュの一部の海でできます。
大潮の日、普段は海の底だったところが数時間ほど地上に現れ、モン・サン=ミシェルまで歩いていけるのは有名ですよね。
私は、長靴にバケツを持ち、海の底をひっかく道具や分厚い手袋、網など、潮干狩り必須グッズを車に載せ、海へと向かいます。
海に来ている人たちを見ると、お手製の七つ道具を持っている方が多いこと!
潮干狩りしながら砂抜きできるように、バケツに穴があけられているものや、カゴを直に海に浸けている方(これ、私)、大漁に備えてカート持参の方もいます。
皆さん、やる気満々です!
初心者でも簡単に採れるのはムール貝。
海の底の砂が塔のようにせり上がっているような場所に張り付くようについているので、特別な道具がなくても、誰でも簡単に見つけることができます。
あさりを探すには、海にいる人たちをよく観察するのがポイントです。
海底をひっかいている人がいれば、あさりがいる目安(笑)
地道にコツコツと海の底を探せば、すぐに見つけることができます。
牡蠣は、砂をひっかかなくてもそのままの状態で見つかることが多い気がします。
大きな牡蠣を見つけた!と思っても騙されてはいけません。
砂が固まって殻に張り付いているだけのことも多いので、ちょっと突いて確認しましょう。
1年の中でも、牡蠣が美味しいとされるのは、カレンダーの各月でreで終わる月。
つまり、Septembre(9月)、Novembre(10月)、Décembre(11月)。
身が大きいものを見つけられる確率がぐんとあがりますよ。
難易度があがるのは、ご想像どおりハサミがあるエビ・カニの類です。
多少の格闘を覚悟できるなら、挟まれても大丈夫なように分厚い手袋で手を保護しながら、岩の下等、探しましょう。
気軽に楽しめる潮干狩りですが、1つだけ注意しなければならないことがあります。
フランスでは、獲ってもいいサイズや個数が定められています。
取り締まりのパトロールもしているのでご注意を!
私が潮干狩りによく行くGranvilleとその周辺の海には、上記の看板がありました。
例えば:
-ムール貝 4cm以上で350個以内
-ハマグリやアサリの類 4cm以上で100個以内
-Coqueと呼ばれるヨーロッパザルガイ 2.7cm以上で500個以内(ただし、Baie des Veysを除きます)
- Étrilleと呼ばれるワタリガニの一種(小型のカニ) 6.5cm以上40個以内
*注意:牡蠣、Praire(マルスダレガイ)、amandes de mer(アサリより少し細長い形状の貝)を獲ってもよい時期は、9月1日から4月30日です。
次もまた潮干狩りを楽しめるように、食べられる分だけ持ち帰り、小さなものは逃がしてあげて、海の資源保護にも努めましょう。
フランスで潮干狩りをやってみたくなった!という方、是非、大潮カレンダーをチェックしてみてくださいね。