~キノコの森へ~
こんにちは!Chieです。
10月、雨のように降り注いだ栗。
連日、籠いっぱい拾っては、コンフィチュールや渋皮煮、焼き栗、タルトやパンと、とことん楽しみました。
栗仕事に明け暮れた日々も、雨続きとなった11月にはストップ。
植栽した栗の木のエリアは、動物たちも自由に立ち入れるようにすると……。
連日、馬もロバも夜通し食べて、大喜び。
それまでも、森の野生の栗をお腹いっぱい食べていた彼女たちですが、植栽している栗は、一粒が巨大(笑)
それまで干し草を頻繁に与えていたのが、まったく減らなくなるほど、動物たちも栗を堪能したようです。
そんなノルマンディーの家を離れ、もう一軒のアキテーヌの家に、今、来ています。
アキテーヌの家は、ボルドー郊外。
ここは、ワインも有名ですが、最高級キノコと呼ばれるcèpe de Bordeaux(セップ茸/ヤマドリタケ)の産地でもあります。
この数年は、夏の猛暑と乾燥で、セップ茸の収穫が激減していた我が家周辺の森。
ところが今年は、数年分のセップ茸がまとめてやってきたかのように、ご近所さんたちは、大量に収穫してきています。
ならばと、私たちも、雨の晴れ間をぬって、森にでかけてみることにしました。
すると、森の入口から、様々な種類のキノコが足の踏み場もないほど!
食べられるキノコに交じって、毒キノコもあるので気を付けて……。
キノコだらけの森を見て、これはセップ茸も期待できそう!
捕らぬ狸の皮算用で、ちょっと浮かれました(笑)
けれど、大事な茸を踏みつぶさないように、慎重に歩みを進めて……。
さて、今回、大量に採れたのは、Girolle(ジロール茸)とChanterelle(シャントゥエル茸)。いずれもアンズ茸の一種です。
小さい茸はそっとしておき、数日後、大きくなってから、またとりに来ることにしましょう。
お目当てのセップ茸はというと……。
残念ながら、まだ生え始めたばかりといった感じ。
それでも、今回は2個だけ大事に持ち帰り、カリカリに炒めて食べましたよ。
森は、先日の嵐の名残で、あちこち川や池のよう。
けれど、そこにたくさん落ち葉が浮かび、青空が反射している光景は、なんとも幻想的でした。
時折風が吹くと、落ち葉がきらきら輝きながら舞い降りて、そこかしこで赤い実をつけているヒイラギと重なると、まるでノエルのイルミネーション。
ノエルまであと一か月ですね~。
森には、またキノコ採りに来るとしましょう。
そんなキノコのフランス流保存方法や調理法は、WEBマガジン2021年秋号に掲載中。⇒★
茸をモチーフにしたかわいいインテリアの作り方は、佳代子さんがWEBマガジン2023年秋号で紹介してくれています。⇒★
是非、ご覧くださいね。
( Chie )
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