こんにちは!木蓮です。
昨年の「WEB雑誌夏号(ラベンダー特集号)」にて、「エルダーフラワーの楽しみ方」を書かせていただきましたが、皆さん覚えてくださってますか?
毎年、エルダーの新しいレシピに挑戦している私ではありますが、最近のお気に入りはエルダーフラワーコーディアルのシャーベット(笑)爽やかなテイストが暑い夏にはぴったりですよね。
作り方は簡単!
コーディアルを水か炭酸水で薄めて凍らすだけ!
市販のシャーベットも美味しいですが、中にフルーツを入れれば、贅沢なシャーベットになります。
さて、今日は以前からご質問をたくさんいただいていた「エルダーフラワーワイン」についてちょこっとお話したいと思います。
*日本の場合、酒税法が厳しいため、自宅でお酒をつくる場合気をつけないと罰せられる危険があります。
そのため、果実酒を作る場合は、くれぐれもご自分の責任でお作りください。
私が調べたところ、
〇果実酒にはキツイお酒を使う(アルコール度数20%以上)!
〇果実酒にはブドウ、穀物を使わない!(ビール、ワインにつながるため)
〇醸造の場合はとにかくアルコール度数1%未満にする!
〇販売をするしないに関わらず、酒税法違反になることはあります!
なのだそうです。(参考にさせていただいたサイト )
さて、細かい話は横に置いておいて、フランスで「Vin de sureau(エルダーフラワーワイン)」と呼ばれるものは、実際にはワインよりアルコールが強くなります。ワインに砂糖とホワイトリカーに似たアルコールが入るため、どちらかというと、リキュールのような感じだと思ってください。
作り方はそれほど難しいものではなく、エルダーフラワーをたくさん摘んできて、48時間のみ花をワインに漬けておき、そのあと必ず濾して保管します。
約1ヶ月ほど待つと、香り立つ「エルダーワイン」が完成!
(基本的に賞味期限は1年くらいです)
いろいろとコツはあるのですが、中でも大切なのは、「どのワインを使うか?」ですね。
野草に精通している下の娘のベル・メール(義母)は、「白」で作るそうです。
私は「ロゼ」。
これには理由があって、どんなに綺麗にエルダーフラワーの花を濾過しても、多少沈殿物が底に残ります。これがまた、ワインに風味を与えるため、全く問題はないのですが、「白」はどうしても色が曇りがちです。
赤でも問題ないのですが、少しエルダーフラワーの香りが弱まる傾向にあります。
ということで、「ロゼ」が色も美しいまま、味が際立つ傾向にあると思っています。
夫がとても気に入っているようで、すでにエルダーワインを1本空けてしまいました(笑)
来年Chieさんもチャレンジしたいそうで、2人でエルダーフラワーの天然酵母で作ったパンと一緒に楽しめたらと思っています。
その時、エルダーフラワーのコンフィチュールも持っていく予定です。
また、エルダーの活用法は、決して花だけではありません。
昨年の夏号に書いたとおり、ナチュラルガーデンをされている方には、葉を生かすことで防虫効果もあります。
ぜひ、WEB雑誌をうまく活用してくださいね!
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みなさんも、来年、ぜひエルダーフラワーを楽しんでみてくださいね。
今年の秋、ちゃんとエルダーフラワーベリーを採取することができたら、また続きの話を書きたいと思います(いつも、鳥に負ける私……)
(木蓮)
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